THE CKB編集部
「自分のアパレルブランドを持ちたいけれど、何から手をつければいいかわからない」と感じている方は少なくないはずです。
ブランド立ち上げと聞くと大がかりな準備が必要に思えますが、実際にはコンセプト設計・仕入れ先の選定・EC販売の3つの軸を押さえれば、個人でも着実に形にできます。
本記事では2026年最新の情報をもとに、費用の相場からOEM・ODMの活用法、EC・SNSを使った販売戦略まで、立ち上げの全手順を具体的に解説します。
アパレルブランドを立ち上げる前に決めるべき3つのこと
ブランドを形にする前に固めておきたい土台は、ターゲットの設定、価格と利益の設計、そして生産量の見極めの3つです。
これらを曖昧にしたまま走り出すと、在庫過多や資金不足に陥りやすくなるため、まずは全体像を押さえたうえで、次の具体的な手順に進んでいきましょう。
誰に何を売る?ブランドコンセプトとターゲットの決め方
ポイント
ブランド設計で最初に固めるべきは、ターゲット像の解像度を上げることです。
年齢や性別といった大枠の属性だけでなく、ライフスタイルや価値観、普段の悩みまで具体的に描くことで、商品企画からデザイン、発信するメッセージまで一貫性を持たせられます。
ターゲットが曖昧なブランドは、商品ラインナップも打ち出し方もぶれてしまい、結果として誰の記憶にも残りません。
具体的には、次のような項目を書き出してペルソナを言語化するのがおすすめです。
- 年齢層・性別・職業などの基本属性
- 普段よく着る服のテイストとブランド
- ファッションに関する悩みや不満
- 服にかけられる予算感
- 情報収集に使うSNSやメディア
これらを整理していくと、「誰の、どんな悩みを解決するブランドなのか」という軸が自然と見えてきます。
たとえば「オフィスでも浮かない上質なベーシックアイテムを求める30代女性」のように具体化できれば、コンセプトも商品ラインナップも決めやすくなるでしょう。
ターゲットが明確になったら、それに合わせてブランド名やビジュアルのトーンも統一していくと、発信力のあるブランドに育っていきます。
競合となる既存ブランドを3〜5つ調べ、価格帯や世界観の違いを比較しておくことも、独自のポジションを見つける近道になります。
価格帯・原価率・利益率から商品設計を考える
ポイント
商品設計では、価格を先に決めてから原価と利益を逆算する考え方が欠かせません。
多くの初心者は原価に利益を上乗せして価格を決めがちですが、この方法では市場が求める価格帯からずれてしまうことがあります。
ターゲットが無理なく購入できる価格帯を先にリサーチし、そこから逆算して原価の上限を設定するほうが、売れる商品への近道です。
アパレル業界では、販売価格に対する原価率はおおむね20〜35%程度が目安とされます。
たとえば販売価格5,000円のTシャツであれば、原価は1,000〜1,750円前後に収める設計が一般的です。
この範囲を超えて原価をかけすぎると、広告費や送料、決済手数料を差し引いた際に利益がほとんど残らなくなってしまいます。
逆に原価を抑えすぎると素材やパターンの質が落ち、リピート購入につながりにくくなるため注意が必要です。
価格・原価・利益のバランスは、次の章で扱う初期費用の計算とあわせて設計すると精度が上がります。
いきなり大量生産しない|小ロット・テスト販売から始める方法
ポイント
ブランド立ち上げの初期段階では、大量生産を避けて小ロットから始めることが成功の分かれ目になります。
デザインや価格設定がターゲットに本当に受け入れられるかは、実際に市場に出してみるまで正確にはわかりません。
大量生産からスタートすると、需要予測が外れた場合に大量の不良在庫を抱えるリスクが一気に高まります。
具体的なテスト販売の進め方としては、以下のようなステップが現実的です。
- 1型あたり数十枚程度の小ロットでサンプルを製作する
- SNSやクラウドファンディングで反応を確認する
- 売れ行きの良いデザイン・サイズ・カラーを分析する
- データをもとに追加生産の量を決める
このように段階的に進めれば、資金を大きく投じる前に市場の反応を見極められます。
特にSNSでの事前告知やクラウドファンディングは、テスト販売と同時に初期ファンの獲得にもつながる手法です。
小さく始めて売れ筋を見極め、そこから徐々にロットを拡大していく流れは、資金力に限りがある個人や未経験者にとって最も現実的なアプローチといえるでしょう。
アパレルブランドの立ち上げ方|企画から販売までの具体的な手順
ここからは、コンセプトが固まった後に進める実務的な手順を解説します。
ブランドの土台となる名前やロゴの決定から、仕入れ先の選定、生産方式の使い分けまで、順を追って押さえていきましょう。
手続き面を先に整理しておくことで、後の生産・販売フェーズをスムーズに進められます。
ブランド名・ロゴ・商標・事業計画を決める
ポイント
ブランドを立ち上げる際は、名前やロゴを決めると同時に商標登録の可能性を確認しておく必要があります。
せっかく浸透させたブランド名が既に他社に商標登録されていた場合、後から名称変更を迫られたり、最悪の場合は損害賠償を請求されたりするリスクがあるためです。
特許情報プラットフォームの「J-PlatPat」を使えば、候補となる名前が既に登録されていないか無料で確認できます。
ブランド名を決める際は、ターゲットに伝わりやすく、検索されたときに見つけてもらいやすい言葉を選ぶことがポイントです。
ロゴについても、SNSのアイコンやタグ・下げ札など様々な媒体で使うことを想定し、シンプルで視認性の高いデザインにしておくと汎用性が高まります。
あわせて、初期費用や月々の運営コスト、半年〜1年後の売上目標を数値で書き出した簡単な事業計画も用意しておきましょう。
数字に落とし込んでおくことで、後述する仕入れ方法や生産ロットの選択で判断に迷いにくくなります。
事業計画は完璧である必要はなく、最初は簡単な収支シミュレーションで十分です。
商品の仕入れ先・生産工場を探してサンプルを作る
ポイント
商品化の第一歩は、複数の候補先からサンプルを取り寄せて品質を比較することです。
1社だけの情報で発注先を決めてしまうと、縫製品質や納期、コミュニケーションのしやすさといった重要な条件を見誤りやすくなります。
少なくとも2〜3社に見積もりとサンプル製作を依頼し、価格だけでなく生地の質感やステッチの仕上がりまで実物で確認することが欠かせません。 工場探しの方法としては、以下のような選択肢があります。
サンプルが届いたら、実際に着用して着心地やサイズ感を確認し、必要があれば修正依頼を出します。
この工程を丁寧に行うほど、量産後のクレームや返品を減らすことができるでしょう。
サンプル代や送料はかかりますが、量産前の品質チェックに投じる費用は、後々の在庫ロスを防ぐための投資と考えると納得しやすいはずです。
仕入れ・簡易OEM・OEM・ODMの違いと選び方
ポイント
生産方式を選ぶ際は、自社のデザイン力とかけられる予算のバランスで判断するのが基本です。
それぞれの方式は、企画から製造までのどこを外部に任せるかという範囲が異なり、この違いを理解しないまま発注すると、想定外の費用や工数が発生することがあります。
主な生産方式の違いは、次の表の通りです。
| 方式 | 企画・デザイン | 製造 | ロットの目安 | 向いている人 |
|---|
| 仕入れ(既製品) | 不要 | メーカーの既製品を購入 | 1点から可能 | まず販売実績を作りたい人 |
| 簡易OEM | 既存デザインへの一部カスタム | 委託 | 数十枚程度から | 予算を抑えて個性を出したい人 |
| OEM | 自社で用意 | 委託 | 数百枚程度から | デザイン力があり自社色を出したい人 |
| ODM | 工場側に相談・任せる | 委託 | 数百枚程度から | 企画ノウハウがなく効率を重視する人 |
仕入れは在庫リスクが最も低く始めやすい一方、他社と同じ商品になりやすくオリジナリティは出しにくくなります。
簡易OEMは、既製品のタグやカラー、プリントなどを変更する形で自社ブランドらしさを出せるため、初めてのブランド立ち上げと相性が良い方式です。
デザインへのこだわりが強い場合はOEMを、企画部分のリソースがない場合はODMを選ぶと、無理のない体制でスタートできます。
OEMとODMの違いにつきましては、下記の記事で詳しく解説していますので、ご参照ください。
アパレルブランド立ち上げに必要な費用はいくら?
この章では、初期費用の内訳から価格設定の考え方、予算別のおすすめの始め方までを具体的に見ていきます。
まずは自分がどの規模感で始めたいのかをイメージしながら読み進めてみてください。
商品製作・ECサイト・撮影・広告など初期費用の内訳
ポイント
立ち上げ初期にかかる費用は、商品にまつわるものだけでなく、販売や集客の準備にかかる費用も含めて考える必要があります。
商品を作っただけでは売上にはつながらないため、ECサイトの構築や商品写真の撮影、初期の広告出稿費まで見込んでおくことが重要です。
主な初期費用の内訳の目安は、以下のようになります。
| 項目 | 費用の目安 | 備考 |
|---|
| サンプル製作費 | 数千円〜数万円/型 | 修正回数により変動 |
| 商品製作費(小ロット) | 10万円〜50万円程度 | ロット数・アイテム数により変動 |
| ECサイト構築費 | 0円〜数万円 | ASPカートなら低コストで開設可能 |
| 商品撮影費 | 3万円〜10万円程度 | モデル起用の有無で変動 |
| 初期広告費 | 数万円〜 | SNS広告は少額からテスト可能 |
| 商標調査・登録費 | 0円(調査)〜数万円(登録) | J-PlatPatでの調査は無料 |
このように積み上げていくと、無在庫販売であれば数万円、小ロットOEMを使う場合でも数十万円程度からスタートできることがわかります。
すべての項目に大きな予算を割く必要はなく、まずは商品製作とECサイト、最低限の写真素材に絞って投資し、売れ行きを見ながら広告費を追加していく進め方が現実的でしょう。
MOQ・商品原価・送料・関税を含めて販売価格を決める方法
ポイント
販売価格を決める際は、商品原価だけでなく送料や関税、決済手数料まで含めたトータルコストで計算する必要があります。
海外の工場に発注する場合、MOQ(最低発注数量)を満たすための製作費に加えて、国際送料や輸入時の関税が発生するため、これらを見落とさないよう注意が必要です。
価格設定の計算は、次のような手順で進めると漏れが少なくなります。
価格設定の手順
- 商品1点あたりの製作原価を確認する
- 送料・関税を数量で割り、1点あたりのコストに加算する
- ECプラットフォームの決済手数料分を上乗せする
- 目標とする利益率から逆算して販売価格を仮決定する
- 競合商品の価格帯と照らし合わせて最終調整する
MOQは工場やアイテムによって異なりますが、国内の小ロット対応工場であれば1色・1サイズあたり数十枚程度から受けてもらえるケースもあります。
一方で海外工場の場合は数百枚単位が条件になっていることも珍しくありません。
関税についてはアイテムの種類や原産国によって税率が変わるため、輸入代行会社やフォワーダーに事前に見積もりを取っておくと、価格設定時の誤差を減らせます。
中国輸入の仕入れコスト計算方法については、下記の記事で詳しく解説しています。
無在庫・小ロット・OEM|予算別におすすめの始め方を比較
ポイント
始め方を選ぶ際は、手元の予算と許容できるリスクの大きさで判断するのが合理的です。
同じアパレルブランドの立ち上げでも、無在庫販売と本格的なOEM生産とでは、必要な資金も得られる自由度もまったく異なります。
予算別のおすすめの始め方を比較すると、以下のようになります。
| 予算感 | おすすめの方法 | 特徴 |
|---|
| 〜10万円程度 | 無在庫販売(ドロップシッピング等) | 在庫リスクなし。利益率はやや低め |
| 10万円〜50万円程度 | 小ロット簡易OEM | 独自性を出しつつ在庫リスクを抑えられる |
| 50万円〜 | 本格的なOEM・ODM | デザインの自由度が高く、ブランドらしさを表現しやすい |
予算に余裕がない段階では、無理にOEMから始める必要はありません。
まずは無在庫販売や簡易OEMで市場の反応を確かめ、手応えを感じた商品から徐々に本格的なOEM生産へ移行していく流れが、資金効率の面でも堅実な選択といえます。
予算を使い切ってしまうと次の一手が打てなくなるため、常に手元資金の一部を追加生産や広告テストのために残しておくことも意識しておきたいポイントです。
2026年にアパレルブランドを売る方法|EC・SNSの販売戦略
この章では、自社ECの構築方法から、2026年に存在感を増しているSNS・ライブコマースの活用法、そして運営を効率化する仕組みづくりまでを解説します。
販売チャネルは一つに絞らず、複数を組み合わせて育てていく視点が重要になります。
Shopify・BASE・STORESはどれを選ぶ?ECサイトを比較
ポイント
自社ECを構築する際は、デザインの自由度と運営コストのバランスで選ぶのが基本です。
国内で個人・小規模ブランドがよく利用するプラットフォームには、それぞれ異なる強みがあり、ブランドの成長段階によって適した選択肢が変わります。
主要な3サービスを比較すると、以下の表の通りです。
| サービス | 月額料金の目安 | 決済手数料の目安 | 特徴 |
|---|
| Shopify | 3,650円〜 | 3.25〜3.9%程度 | デザイン・拡張性が高く越境ECにも強い |
| BASE | 無料〜16,580円 | 3.6%+40円〜(プランにより変動) | 無料開設が可能で集客機能も充実 |
| STORES | 無料〜3,300円 | 3.6%〜(フリープランは5.5%〜) | 初心者向けでシンプルな管理画面 |
まずコストをかけずに始めたい場合はBASEやSTORESの無料プランが選びやすく、ブランドの世界観をしっかり表現したい場合や将来的に海外展開も視野に入れる場合はShopifyが適しています。
どのサービスも近年は決済方法や集客機能の面で違いが縮まりつつあるため、最終的にはブランドのデザインをどこまで自由に作り込みたいかで判断すると良いでしょう。
迷った場合は、無料プランのあるBASEかSTORESでまず販売を始め、規模が大きくなったタイミングでShopifyへ移行する方法も現実的です。
よく比較されるBASEとSTORESの違いについては、下記の記事で詳しく解説しています。
TikTok Shop・Instagram・ライブコマースを活用した販売方法
ポイント
アパレル販売では、SNS上で購入まで完結できる仕組みを取り入れることが欠かせません。
従来のように広告でECサイトへ送客するだけでなく、動画やライブ配信そのものが購買の起点になる流れが加速しているため、それを利用しない手はないです。
実際にTikTok Shopの日本市場は、サービス開始から半年で流通総額が150億円を突破し、2026年末には年間流通額が約1,283億円に達すると予測されています。
カテゴリ別ではアパレルが最大シェアの約30%を占めており、アパレルブランドとの相性の良さがうかがえます。
具体的な活用方法は、次の通りです。
具体的な活用方法
・ TikTok Shopでの動画・ライブ配信からの直接購入導線の設置
・ Instagramのショップ機能とリール動画を組み合わせた商品紹介
・ インフルエンサーとのタイアップによる着用イメージの発信
・ ライブコマースでの質問対応やコーディネート提案
これらの施策は、単に商品を並べるだけでなく、着用シーンやコーディネートの提案とセットで発信することで購買意欲を高められる点が共通しています。
特にライブ配信は視聴者の疑問にその場で答えられるため、サイズ感や素材感への不安を解消しやすく、返品率の低減にもつながりやすい手法です。
SNSでの発信と自社ECでの購入を組み合わせ、複数の接点からブランドを認知してもらう設計を意識しましょう。
ライブコマースのやり方については、下記の記事が参考になります。
受注・仕入れ・検品・発送を効率化してブランド運営を仕組み化する
ポイント
ブランドを継続的に成長させるには、企画や発信だけでなく、バックヤード業務を仕組み化しておくことが欠かせません。
受注や発送作業に追われて商品企画や発信の時間が取れなくなると、せっかく軌道に乗り始めたブランドの成長スピードが鈍ってしまいます。
効率化のポイントは、以下の通りです。
効率化ポイント
・ 受注管理システムやEC一元管理ツールで在庫情報を自動連携する
・ 発送代行サービスを利用し、梱包・出荷作業を外部委託する
・ 検品の基準をあらかじめ工場側と共有し、不良品の流入を防ぐ
・ 仕入れ・生産・物流をまとめて任せられるパートナーを持つ
特に一人や少人数でブランドを運営している場合、すべての工程を自社で抱え込むと業務がすぐに限界を迎えます。
仕入れから検品、物流までをまとめて任せられるパートナーを見つけておくと、限られた時間を商品企画やSNS発信といった付加価値の高い業務に振り向けられるようになるでしょう。
アパレルブランドの立ち上げで失敗しないためのポイント
ここまで手順や費用を解説してきましたが、実際の運営では在庫管理や生産量の判断で失敗するケースが後を絶ちません。
この章では、立ち上げ後によくある失敗パターンと、それを避けるための考え方を紹介します。
最初から大量に在庫を抱えない
ポイント
ブランド立ち上げの失敗で最も多いのが、初回から在庫を持ちすぎてしまうケースです。
人気が出ると信じて多めに発注したくなる気持ちは自然ですが、実際の需要は蓋を開けてみないとわかりません。
売れ残った在庫は保管コストがかかり続けるうえ、値引き販売が続けばブランドイメージの低下も避けられなくなります。
在庫リスクを抑えるには、需要が確認できるまでは小ロットでの発注を徹底し、追加生産は実際の販売データをもとに判断する姿勢が重要です。
特に立ち上げ直後は、売れ行きの予測精度がまだ低い時期にあたります。
焦って大量発注に踏み切るのではなく、まずは手堅い数量で市場の反応を見ながら、段階的に生産規模を広げていく進め方が現実的です。
在庫過多に陥りやすいのは、次のようなケースですので、チェックしておきましょう。
- SNSでの反応の良さだけを根拠に発注量を増やす
- 卸先からのまとめ買い提案をそのまま受け入れる
- 値引きセールを前提とした価格設定をしてしまう
こうした落とし穴を避けるためにも、発注量を判断する基準はあらかじめ数値で決めておくことをおすすめします。
売れ筋データを確認してからOEM・オリジナル商品へ展開する
ポイント
商品ラインナップを広げる際は、感覚ではなく実際の販売データにもとづいて判断することが失敗を防ぐ鍵になります。
「これは売れるはず」という思い込みだけで新商品の企画やOEM生産に踏み切ると、需要とのズレに気づけないまま在庫を抱え込むことになりかねません。
具体的には、次のような指標を定期的にチェックし、支持されているデザインやカラー、サイズ展開の傾向をつかむことが有効です。
- 商品別の販売数とリピート率
- SNS投稿ごとのいいね数・保存数・コメント内容
- カラー・サイズごとの売れ行きの偏り
- 問い合わせや返品理由に見える不満点
こうしたデータの裏付けがあって初めて、オリジナル性の高いOEM商品への投資判断に説得力が生まれます。
売れ筋のパターンが見えてきたら、それを軸に新色やサイズ展開を広げたり、素材をアップグレードしたオリジナル商品に発展させたりすることで、リスクを抑えながらブランドの幅を広げていけるでしょう。
中国仕入れ・OEM・検品・物流を一元化して運営負担を減らす
ポイント
複数の業者と個別にやり取りする体制は、運営負担が増えるだけでなく、品質やスケジュールの管理も難しくなります。
仕入れ先、OEM工場、検品業者、物流会社がそれぞれ別々だと、トラブルが起きた際にどこに原因があるのか特定しづらく、対応の遅れにもつながりかねません。
窓口が複数に分かれていると、次のような問題が起こりやすくなります。
- 検品基準の認識が業者ごとに異なり、不良品が流入する
- 納期の遅延が起きても責任の所在がわかりにくい
- 為替や関税を含めたコスト管理が煩雑になる
この課題を解決する方法として有効なのが、仕入れから検品、物流までを一つの窓口にまとめて任せられるサービスを活用することです。
窓口が一本化されていれば、品質基準のすり合わせや納期調整もスムーズになり、担当者は企画や販売により多くの時間を割けるようになります。
特に中国からの輸入を検討している場合は、現地の商習慣や言語の壁を乗り越えられる専門会社に任せることで、想定外のトラブルを未然に防ぎやすくなるでしょう。
輸入代行でおすすめのTHE CKBのサービス
中国・韓国からの輸入代行を検討する際の選択肢として、弊社、THE CKBが提供するサービスが、高品質な商品をリーズナブルな価格で仕入れられるのでお勧めです。
弊社メディアでもアパレル仕入れサイトの特集記事を数多く発信しており、アパレル業界の仕入れ動向に精通している点が大きな特徴です。(参照:下記KAERU MEDIA)
出典:THE CKB/ KAERU MEDIA
サービス面では、ECサイトからの仕入れや現地卸売市場での直接買付といった既製品調達に加え、OEM・ODM生産の支援やブランド代理販売権の取得まで幅広く対応しています。
梱包オプションも充実しており、基本プランでは国際輸送に適したシンプルな梱包で衣類を清潔に保ち、ブランド化プランではシルクやカシミヤといったデリケートな素材にも対応できるなど、アパレル特有の繊細な取り扱いに配慮されています。
さらに日本品質基準での検品サービスや物流手配も一括で任せられるため、仕入れから発送前チェックまでを一つの窓口で完結させたい方に向いているサービスです。
50種類以上のカスタマイズオプションと300以上の代理販売ブランドを備え、大量仕入れ向けのB2Bモードから少量のテスト販売向けD2Cモードまで使い分けが可能です。
アパレルブランドの仕入れルートに迷ったら、まずは相談してみる価値があるサービスといえるでしょう。
アパレルブランドの立ち上げに関するよくある質問
ここまでの内容と重なる部分もありますが、記事の締めくくりとして、アパレルブランドの立ち上げを検討する方から特に多く寄せられる質問を3つ取り上げます。
未経験からの参入可否、必要な資金の目安、仕入れ先選びのポイントについて、Q&A形式で改めて確認していきましょう。
-
個人・未経験でもアパレルブランドを立ち上げられますか?
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回答
個人でも未経験でも、アパレルブランドの立ち上げは十分に可能です。
近年はASPカートやSNSの普及によって、大きな設備投資をしなくても商品を企画・販売できる環境が整っています。
かつては工場との直接取引や大規模な資本が必須とされていましたが、現在は簡易OEMや輸入代行サービスを使えば、専門知識がなくても最初の一歩を踏み出せます。
大切なのは、経験や資格の有無よりも、ターゲットを明確にしたうえで小さく検証を重ねる姿勢です。
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アパレルブランドの立ち上げには最低いくら必要ですか?
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回答
必要な資金は選ぶ生産方式によって異なりますが、無在庫販売であれば数万円程度から始めることも可能です。
在庫を持たずに販売できる仕組みを使えば、商品製作費をかけずにECサイトの開設費用だけでスタートできるため、初期投資を最小限に抑えられます。
一方で、オリジナルデザインの商品を小ロットOEMで製作する場合は、サンプル代や製作費、ECサイトの構築費を含めて数十万円程度を見込んでおくと安心です。
撮影や広告にもしっかり予算をかけ、本格的なOEM・ODMで生産ロットを増やす場合は、50万円以上を用意しておくと余裕を持って進められます。
-
アパレルブランドの商品はどこで仕入れるのがおすすめですか?
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回答
仕入れ先の選び方は、目指すブランドのオリジナリティの強さによって変わります。
既製品をそのまま販売したい場合は国内外の卸サイトからの仕入れが手軽ですが、ブランドらしさを出したい場合は国内のOEM・ODM会社や、海外工場とつながる輸入代行サービスを利用するのが現実的です。
特に中国や韓国の工場を活用する場合、検品や物流までまとめて対応してくれる輸入代行サービスを利用すれば、初めてでも安心して仕入れルートを確保できます。
まずは複数の仕入れ先候補からサンプルを取り寄せ、品質と価格を比較したうえで、自社ブランドに合ったパートナーを選んでいきましょう。
まとめ|アパレルブランドは小さく始めて売れ筋を育てよう
ここまで、アパレルブランドの立ち上げにおけるコンセプト設計から費用の内訳、EC・SNSを使った販売戦略、失敗を避けるためのポイントまで解説してきました。
重要なのは、最初から完璧な体制や大量生産を目指すのではなく、小ロットでのテスト販売を通じて市場の反応を確かめながら段階的に規模を広げていく姿勢です。
ターゲットとコンセプトを明確にし、無理のない予算で仕入れ方法を選び、売れ筋データにもとづいて商品展開を広げていけば、個人や未経験からのスタートでも着実にブランドを育てていけます。
仕入れや検品、物流の負担が大きいと感じた際は、専門の輸入代行サービスなども活用しながら、無理のないペースでブランド運営を進めてみてください。
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