Amazon「ベンダーセントラル」とは?仕組み・メリットと4つの注意点を徹底解説! AmazonB2BEコマース副業法律・制度 2025.08.29 Facebook Twitter URLコピー 中国輸入ビジネスの販売においてAmazonを利用している人も多いと思います。 そのAmazonでの販売形態にはセラーが利用する「セラーセントラル」以外に、ベンダーが利用する「ベンダーセントラル」があるのをご存じの方は少ないかも知れません。 今回の記事では、ベンダーセントラルの基本的な概要から利用のメリット、登録方法、そして注意点までを網羅的に解説し、その活用方法を深く掘り下げていきます。 目次1 Amazonベンダーセントラルの基本概要2 Amazonベンダーセントラルを利用するメリット3 Amazonベンダーセントラル招待|受け入れる前に確認すべきこと4 Amazonベンダーセントラル利用際の4つの注意点5 まとめ|ベンダーセントラルの特徴を理解して正しく活用しよう Amazonベンダーセントラルの基本概要 Amazonベンダーセントラルは、Amazonとメーカーやブランドが直接取引を行うB2Bモデルです。 まずはその基本的な特徴と、他の出品方法との違いについて詳しく見ていきましょう。 Amazonが小売業者となる「1Pモデル」の特徴 ポイント ベンダーセントラルは、Amazonがメーカーやブランドから商品を仕入れ、自社の小売部門として消費者に販売する「1P(ファーストパーティー)モデル」を特徴としています。 このモデルでは、商品の所有権がメーカーからAmazonに移るため、Amazonが商品の価格設定や販売戦略に大きな裁量を持つことになります。 これにより、Amazonは自社の顧客体験を最適化するために、商品の表示方法やプロモーションをコントロールできるのです。 一方で、メーカー側は商品の在庫リスクや物流の手間をAmazonに委ねることが可能となり、販売チャネルとしてのAmazonの強みを最大限に活用できます。 ベンダーセントラルの利用対象と招待制の仕組み ポイント ベンダーセントラルは、すべての事業者が自由に登録できるわけではなく、Amazonからの「招待制」が採用されています。 主に大手メーカーやブランド、またはAmazonにとって魅力的な商品を供給できると判断された事業者が対象となります。 Amazonは、市場の需要や商品の競争力、供給能力などを総合的に評価し、ベンダーセントラルのアカウント発行の可否を決定しています。 この招待制の仕組みは、Amazonがサプライヤーの品質と供給の安定性を確保するための戦略であり、ベンダーセントラルのアカウントを持つことは、Amazonから信頼されたビジネスパートナーであることの証とも言えるでしょう。 セラーセントラルとの違い ポイント Amazonには「ベンダーセントラル」の他に、「セラーセントラル」という出品形態があり、両者の最も大きな違いは、誰が小売業者となるかという点です。 セラーセントラルは、事業者が自身のストアとして商品を販売する「3P(サードパーティー)モデル」であり、商品の価格設定や在庫管理、顧客対応などをすべて事業者が行います。 一方でベンダーセントラルは、前述の通りAmazonが小売業者となる「1Pモデル」です。 Amazonで商品を購入するときに販売元がショップ名ではなくて、下図で赤枠で囲ったところのように、「Amazon.co.jp」となっているのを見ることがあると思います。 これがベンダーによって納入された商品をAmazonが販売しているときの形態で、ベンダーが利用しているシステムが「ベンダーセントラル」です。 以下の表で、その違いをまとめましたので参照ください。 項目ベンダーセントラルセラーセントラル小売業者Amazon事業者価格決定権Amazon事業者在庫リスクAmazon事業者物流Amazon事業者(FBA利用可)顧客対応Amazon事業者(FBA利用時は一部Amazon)対象招待制(メーカー・ブランド)一般(個人・法人) Amazonベンダーセントラルを利用するメリット Amazonベンダーセントラルを利用することは、メーカーやブランドにとって数多くのメリットをもたらします。 ここでは、ベンダーセントラルが提供する主要なメリットについて詳しく解説します。 大規模販売チャネルとしての安定性 ポイント Amazonベンダーセントラルを利用する最大のメリットの一つは、Amazonという世界最大級のEコマースプラットフォームを安定した販売チャネルとして活用できる点です。 Amazonは膨大な数の顧客を抱えており、商品がAmazonの在庫として販売されることで、ブランドの認知度や露出度が飛躍的に向上します。 これにより、従来の自社ECサイトや他の小売チャネルではリーチできなかった層へのアプローチが可能となり、販売機会が大幅に拡大します。 また、Amazonの強固なインフラと信頼性は、長期的なビジネスパートナーシップを築く上での安定性を提供してくれるでしょう。 Amazonブランドを活かした販売促進効果 ポイント Amazonベンダーセントラルを通じて販売される商品は、「Amazonが販売し、発送します」という表示がされるため、Amazonブランドの信頼性を享受できます。 これは、消費者にとって購入の安心材料となり、商品の購買意欲を高める強力な要素となります。 特に、品質や安全性に対する懸念がある商材や、高価格帯の商品においては、Amazonブランドの保証は非常に効果的です。 さらに、Amazonは商品の表示方法やプロモーションにおいて自社ブランドの優位性を活かすため、ベンダーセントラルの商品に対して積極的な販促活動を行うことが期待できます。 このようにAmazonという「信頼の看板」を利用して商品の販売ができることで、自社で出品販売するよりも大きな売上があがる可能性が強いです。 物流・配送をAmazonに委託できる利点 ポイント ベンダーセントラルでは、商品がAmazonの倉庫に納品された後は、注文処理から梱包、配送、顧客サービスまで、一連の物流・配送プロセスをAmazonが担当します。 これにより、メーカーやブランドは、複雑でコストのかかる物流業務から解放されます。 特に、繁忙期や需要が急増する時期においても、Amazonの広範な物流ネットワークと効率的なシステムが、商品の迅速かつ確実な配送を保証してくれます。 これは、人件費や倉庫費用といった固定費の削減だけでなく、顧客満足度の向上にも直結する大きなメリットと言えるでしょう。 AmazonのFBA納品に関する情報は、下記の記事を参照ください。 Amazon FBA納品の手順・梱包ルール・注意点を徹底解説 Amazonベンダーセントラル招待|受け入れる前に確認すべきこと Amazonベンダーセントラルからの招待は魅力的な機会ですが、受け入れる前に、自社のビジネスモデルや戦略との適合性を慎重に検討することが不可欠となります。 ここでは、招待を受け入れる前に確認すべき重要なポイントについて解説します。 売上規模と取引条件の適合性を確認する ポイント Amazonベンダーセントラルの利用は、企業にとって大きな販売機会をもたらす一方で、相応の供給能力と取引条件への適応が求められます。 Amazonは大量の商品を安定的に供給できるサプライヤーを求めるため、自社の生産能力や在庫管理体制がAmazonの要求する売上規模に対応できるかを確認する必要があります。 また、Amazonが提示する卸売価格や支払い条件、返品条件などが自社の収益モデルと適合しているかを詳細に検討することが重要です。 特に、初回取引時に設けられる最低発注数量や納期などの条件が、自社のオペレーションに無理なく組み込めるかを事前に確認しておくべきでしょう。 マージン圧縮と利益率低下のリスクを把握する ポイント ベンダーセントラルでは、Amazonが商品を卸値で仕入れ、自社の小売価格を設定するため、メーカーは小売価格の決定権を持ちません。 Amazonは市場の競合状況や需要に応じて価格を柔軟に変動させるため、メーカー側のマージンが圧縮され、結果として利益率が低下するリスクがあります。 特に、価格競争の激しいカテゴリーや新興ブランドの場合、Amazonによる値下げが自社のブランド価値を損ねる可能性も考慮に入れる必要があります。 招待を受け入れる前に、Amazonが通常どの程度のマージンを確保しようとするのか、そしてそれが自社の想定する利益水準と合致するかどうかを慎重に分析し、交渉の余地があるかを探ることが賢明です。 ブランド戦略・販路拡大との整合性を考える ポイント Amazonベンダーセントラルを通じた販売は、ブランド戦略や長期的な販路拡大計画と整合性が取れているかを深く考える必要があります。 Amazonブランドの信頼性を活用できる一方で、自社ブランドがAmazonの巨大なエコシステムの中に埋もれてしまう可能性も考慮しなければなりません。 また、Amazonへの依存度が高まることで、他の販売チャネルでのプレゼンスが希薄になったり、価格決定権の喪失がブランドコントロールに影響を与えたりするリスクも存在します。 ベンダーセントラルの利用が、一時的な売上増加だけでなく、自社のブランド価値向上や多様な販路構築という長期的な目標にどのように貢献するかを総合的に評価することが求められます。 Amazonベンダーセントラル利用際の4つの注意点 Amazonベンダーセントラルは、メーカーやブランドに多くのメリットをもたらしますが、その利用には特有の注意点が存在します。 これらの点を十分に理解し、対策を講じることが、Amazonとの健全なビジネス関係を築き、成功へと導く鍵となるでしょう。 Amazonからの発注が止まる可能性 注意点 ベンダーセントラルでは、商品の発注権はAmazonにあるため、販売実績や需要予測、在庫状況によっては、発注が突然停止したり、大幅に減少したりする可能性があります。 これは、季節性のある商品や市場のトレンドに左右されやすい商品において、特に顕著に現れることがあります。 メーカー側としては、常にAmazonからの発注状況をモニタリングし、発注が止まった場合でも他の販路や在庫調整で対応できるよう、柔軟な供給体制を維持しておくことが重要です。 Amazonへの依存度を過度に高めず、複数の販売チャネルを並行して育成する戦略がリスクヘッジにつながります。 販売価格はAmazonが決める 注意点 Amazonベンダーセントラルでは、商品がAmazonの在庫となるため、消費者への販売価格を決定する権限はAmazonが持ちます。 メーカーは商品を卸売価格で提供することになり、Amazonは市場の競争状況や独自のアルゴリズムに基づき、販売価格を自由に設定します。 これにより、メーカーが意図しない価格で商品が販売されたり、頻繁な価格変動が生じたりする可能性があります。 特に、ブランドイメージを重視する高価格帯の商品や、希望小売価格を設定している商品にとっては、価格コントロールができないことが課題となる場合があります。 Amazonへ卸価格で商品を提供する必要がある 注意点 ベンダーセントラルのモデルでは、メーカーはAmazonに対して商品を卸売価格で提供しなければなりません。 これは、一般的な小売店への卸売と同様の形式ですが、Amazonの仕入れ力や交渉力は非常に強力であるため、提示される卸価格が想定よりも低い水準になることがあります。 結果として、メーカー側の利益率が圧迫される可能性も考慮しなければなりません。 卸価格交渉の際には、自社の原価構造や目標利益率を明確にし、Amazonとの間で互いに納得できる条件を見出すことが重要です。 過度な価格競争に巻き込まれないよう、商品の独自性やブランド価値をアピールする努力も求められます。 Amazonからの招待制である 注意点 Amazonベンダーセントラルの最大の特性は、その利用がAmazonからの「招待制」であるという点です。 これは、すべてのメーカーやブランドが自由に参入できるわけではないことを意味し、Amazonが自社の基準に基づいて選定した企業のみが利用できます。 そのため、ベンダーセントラルでの販売を希望しても、Amazonからの招待がなければ開始することはできません。 また、一度招待を受けても、Amazonとの関係性やパフォーマンスによっては、招待が継続されない可能性もゼロではありません。 常にAmazonとの良好な関係を維持し、期待に応える品質とサービスを提供していくことが重要となります。 まとめ|ベンダーセントラルの特徴を理解して正しく活用しよう Amazonベンダーセントラルは、Amazonという巨大なプラットフォームを通じて商品を販売できる、メーカーやブランドにとって大きな可能性を秘めた仕組みです。 しかし、その招待を受け入れる前には、売上規模への適合性、マージン圧縮のリスク、ブランド戦略との整合性などを慎重に確認する必要があります。 また、利用にあたっては、Amazonからの発注に依存する可能性、販売価格の決定権がないこと、卸価格での提供、そして招待制であるという4つの主要な注意点を理解しておくことが不可欠です。 これらの特徴を深く理解し、自社のビジネスモデルや戦略と照らし合わせながら、Amazonベンダーセントラルを賢く活用していくことで、その潜在能力を最大限に引き出し、ビジネスの成長に繋げることができるでしょう。 【9/30まで】会員登録で「国際送料0円」キャンペーン中! \ 中国からの仕入れを、もっと手軽に、もっとお得に。 / 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